血液検査や脳波検査も行う精神科

血液検査でわかること~鉄分やビタミンの状況に注目~

薬物療法などの治療方針を立てる前に全身状態を把握する目的で、精神科でも血液検査が行われています。血中ホルモンの濃度やミネラルバランスなどを把握できる他、内科疾患に伴うメンタル不全の可能性も判断できるからです。最近では、特定の検査値をうつ病診断における客観的基準として活用するケースも増えています。採血自体が医療行為なので、実施できるのは医療機関に限られます。

検査費用は2~3千円(3割負担)が目安で、基本的に受診当日に受けることができますが、看護師が不在の場合などクリニックの事情により後日の検査となる場合があります。また、別の血液検査結果を提出することで採血を省略できるケースもあるため、受診前に相談してみるとよいでしょう。

脳波検査でわかること~脳から発する微弱電流をキャッチ~

脳波検査は、脳の活動によって発生する微弱電流の動きを計測する検査です。睡眠・覚醒時の状況や、てんかん・意識障害の有無をチェックすることが主な目的ですが、脳血管障害や代謝異常等が見つかることもあります。検査前に眠剤を服用するケースがあることから、検査を実施できるのは医療機関に限られています。

検査ではクリームを使って頭全体に電極を張り付けるので、痛みや刺激を感じることはありません。検査前日はできるだけ洗髪し、当日はワックス等の整髪料を付けずに検査を受けることが、正確な結果を得るためには重要です。また、検査担当者から目の開閉や深呼吸などに関する指示あった場合は、必ず従いましょう。検査は基本的に予約制で所要時間は1時間ほど、費用は約3,000円(3割負担)です。検査後に洗髪できる病院もあるため、タオルを持参するとよいでしょう。