精神科医の診察では薬物療法が一般的

精神科での治療はお薬が中心?

「自分自身の精神的な悩みがある」「知り合いに通院を勧められた」など、さまざまな理由で病院を探していても、精神科というと、なんとなく行きづらさを感じてしまう方も多いようです。精神科病院で実際に行われる治療法はどのようなものなのでしょうか。 一般的に想像することといえば、薬物療法でしょう。脳に作用することで精神に影響を与える薬を「向精神薬」と言い、抗精神薬や睡眠薬、抗うつ薬、抗不安薬などを中心に扱います。投薬は特に重い症状が現れている状態からスタートし、和らげていきます。また精神疾患では症状が繰り返される可能性が非常に高いため、向精神薬が再発を防ぐ重要な役割を担っています。このような理由や高い効果により、薬物療法は最も基本的な治療だと考えられています。

精神科で行う治療の流れ

では精神疾患の治療法は、薬を飲むことだけなのでしょうか?もちろん、これは違います。精神科の治療は、細やかな診察から始まり、薬物療法を含む複数の治療を、適切に組み合わせることで進行します。精神科へ行った際、まず医師が取り組むことは、その患者について知ること。初回の診察は30分~1時間程度かかることが多く、症状の状態だけでなく、家族構成や今に至るまでの流れを調査していくようです。その後は、定期的に5分~15分程度の診察を重ねることで、病名や処方する薬を見極めていきます。また必要に応じて心理療法(カウンセリングなど)や社会療法(デイケアやミーティング)、電気療法や作業療法といったさまざまな機会の提供も行っています。